濁った空模様

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水平線が見えるこの席。北海道ならではの魅力の一つだと勝手な自分の解釈をするなか、海斗(かいと)は手にとった缶コーヒーを開けて一口飲む。 果てしなく続く水平線をぼぉっと気の遠くなるような目で海斗は少し頷く。 懐かしいこの景色。 僕は…今日までに起きた彼女との出来事を思い出した。
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