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身を疼くめていた女子高生ははっとした様子で海斗の状態に気づく。
ショートヘアの身長が150センチの小柄な女子高生だった。
「あ、あの…すみませんっ！
大丈夫ですか！」
海斗は女子高生をみて少しぽぉっとしたがすぐに我にかえり腰をさする。
「あ、大丈夫大丈夫。
そっちも怪我しなかった？」
海斗はゆっくりと起き上がり女子高生に向いた。
「あ、はい。
すみません、急に角にでてきてしまって…」
「あ、いいのいいの。
俺も全速力で漕いでたし、とにかく怪我なくてよかったよ」
「あ、…」
と、女子高生はいうと持っていた傘を拾いあげて海斗の上にさした。
海斗自身、身長は170近くあるため女子高生は腕をあげるような状態になっている。
「あ、いいって…」
海斗はすぐに女子高生の傘から抜け出すと自分の自転車をもってまたがる。
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