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そのまま数分ほどほのかの頬で遊び、満足した俺は頬を離してほのかに聞く。
「それよりほのかはどうするんだ?」
ほのかは、違う理由で赤くなった頬を押さえながら、
「なーにーがー?」
何の会話をしていたか忘れたらしい……
「サークルの話だよ」
「はっ!?」
「最初に言った本人が忘れるなよ…」
ほのかは将来大丈夫だろうか?
高いつぼとかを買わされそうで、心配すぎる。
「ほのかは、やっぱりバスケ?」
このままじゃ会話が先に進まないだろうと判断した裕也が、ほのかに質問する。
「うーん、バスケはもう引退かなー、なんて思ってるんだよねー」
「え?
せっかく中学から続けてたのにやらないの?」
裕也が意外そうな顔をする。
「うん。
バスケは高校でもうおしまいって決めたの。
ちょっと、もうね………」
ほのかが一瞬暗い顔をする。
けれどすぐに笑顔で、
「だから、春が選んだサークルに入ろうとしたんだけどねー」
と、返してきた。
俺の気のせいだったのだろうか……
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