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内容はというと……
『今日、私の欲しい本の発売日だったから帰るね。
ほのかより』
「………」
「………」
いや、ほのからしいっちゃほのからしいけどさ…
「春、どうしようか?」
もうなれているのだろうか、裕也が話しを切り替える。
さすが、長い付き合いだけある。
時計を見てみると、もう16時だった。
「あー、もう16時だしもう解散にするか。
晩飯の材料買わなきゃいけないし」
「春って、今一人で暮らしてたんだっけ?」
「まぁ、一人暮らしっちゃ一人暮らしだな」
俺の両親は仕事の関係で、よく出張する。
妹は女学院の寮で住んでるため、今は一応一人で暮らしている。
「それなら、今日は解散にしようか」
「そうしてくれると助かる」
「うん、それじゃあね」
「あぁ、じゃあな」
裕也はなっとくした顔で帰って行った。
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