運命の出会い

14/17
前へ
/19ページ
次へ
内容はというと…… 『今日、私の欲しい本の発売日だったから帰るね。 ほのかより』 「………」 「………」 いや、ほのからしいっちゃほのからしいけどさ… 「春、どうしようか?」 もうなれているのだろうか、裕也が話しを切り替える。 さすが、長い付き合いだけある。 時計を見てみると、もう16時だった。 「あー、もう16時だしもう解散にするか。 晩飯の材料買わなきゃいけないし」 「春って、今一人で暮らしてたんだっけ?」 「まぁ、一人暮らしっちゃ一人暮らしだな」 俺の両親は仕事の関係で、よく出張する。 妹は女学院の寮で住んでるため、今は一応一人で暮らしている。 「それなら、今日は解散にしようか」 「そうしてくれると助かる」 「うん、それじゃあね」 「あぁ、じゃあな」 裕也はなっとくした顔で帰って行った。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加