運命の出会い

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「そうだな…… ほのかは何が食べたいのあるか?」 ほのかは「んー」とかわいらしく腕を組んで、少し考えてから、 「スパゲ……」 「今日はグラタンの気分かな」 ほのかがせっかく考えた答えは、第三者によって遮られた。 「裕也ひどい!!」 「春は何が食べたい?」 「流された!?」 この完璧にほのかをスルーして俺に話しかけてくるのは、武井 裕也(たけい ゆうや)。 ほのかの幼なじみだ。 この二人はとても仲がよく、高校は別々だったのによく連絡をとっていて、俺も文化祭などで何回か見たことがあった。 裕也と大学が同じになり、ほのかを通じているうちにしだいに仲良くなった。 大学や休みでも、よくこの三人で行動するようにもなった。
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