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ー海目線
輝『げぇ~(泣)』
海『まあまあ、学生の本分は勉強だし仕方ないよ。』
目の前には
授業ごとに
増えていく課題の山々。
だけど
今のあたしには
山のような課題ですら二の次。
もうすぐ
待ちに待った
待望の夏休みがやってくる
イコール岳に会えるって事だった。
輝『バイトは順調?』
海『うん。橘さんも蹴りをいれてから、大人しくなったし目標金額も達成したしね』
そう。
昨日の給料日で
やっと目標金額を達成した。
輝『おめでとう!!』
海『へへっ、ありがとう。』
これで
やっと
岳に会えるんだ。
あとは
夏休みが
来るのを待つだけだった。
輝『海ちゃん、スゴいよ。』
海『へ?』
山積みの課題を
カバンに入れていると
不意に輝羅は
あたしの事を誉めた。
輝『だって、ホントに言ってた事叶えちゃったから。夏休みまでに目標金額貯めて岳くんに会いに行くなんてスゴすぎるよ。』
海『だって、我慢出来なくて…。1日でも1秒でも早く会いたくて頑張っちゃった』
そのために
少し
無理をして何度か
体調を崩した事もあった。
だけど
それだけ
岳に会いたくて…
その一心で
あたしはバイトを頑張った。
輝『夏休みが待ち遠しいね』
海『うんっ!』
毎日
朝が
来るのが楽しみで
夜眠れなくて最近は寝不足の毎日。
海『あ、あたし今日、用事があるから先に帰るね!!』
輝『うん、バイバイ。』
あたしは
元気よく大学を出た。
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