恋の始まりは突然に

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卓『負けた人が、何だったっけ?』 み『ジュースを奢る…』 あがった 息を整えながら さっき自分で 言った言葉を復唱した。 卓『じゃ、よろしくね、みく。』 み『ず、ズルいよ!!卓弥くんバスケ部なのに本気出すなんて!!』 勝負を 持ちかけたのは自分。 だけど 少しは手加減 してくれたっていいじゃん。 それなのに 卓弥くんは 最初から本気で走ってきた。 毎日 部活で身体を 動かす卓弥くんに あたしが勝てるわけない。 結果。 あたしは ジュースを奢るハメになった。 卓『俺、珈琲ね。』 み『わ、わかったわよ、買ってくればいいんでしょ!!』 そう言い あたしは 自販機がある売店へ向かった。 卓『クスッ。』 * み『えっと…あ、あった!!』 卓弥くんが 好きなメーカーの珈琲。 いつも それを好んで 飲んでいたから覚えてしまった。 輝『ちょ、空宙くん、恥ずかしいから離れてよ!!』 空『いいじゃん。』 輝羅を 後ろから抱きしめ ベンチに座っている空宙くん。 人目を気にせず ところかまわずイチャイチャして… み『……』 ズキッ。 そんな2人を 見ているとやっぱり胸が痛む。 もしかして… あたしは まだ…空宙くんの事… .
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