俺の目線の先にはキミだけ

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ー卓弥目線 俺には 好きな女がいる。 桐谷みく。 俺の 片思いの相手。 友達以上恋人未満。 それが 俺達の関係だった。 でも その気持ちは 絶対に彼女には秘密なんだ。 何故かって? 俺の 気持ちを言ったら 彼女が困る事が目に見えてるから。 卓『あーあ。俺の方が空宙なんかより絶対カッコイイのに。なんで、空宙なんだろ』 空『は?』 部活中。 俺の隣で タオルで汗を拭く 空宙を見ながらそう呟いた。 好きになった 理由なんて理屈じゃないのに。 だけど なんで 空宙なのかが 俺には腑に落ちなかった。 卓『空宙より背だって高いし、告白される数だって俺の方が多いし。何より俺の方が優しくてカッコイイのに。ねぇ、何で?』 空『まず、聞いていい?俺、なんでそこまで全否定されてるわけ?』 はぁ…。 結構 空宙をけなしたけど やっぱり 空宙には勝てないんだ。 だって 何よりも どんな理由よりも みくが好きになった相手だから。 岳『卓弥ー。みくが呼んでるぞー』 卓『え、みく!!?』 岳の声が する方を向けば そこには、みくがいた。 やべぇ… 顔が ニヤケてしまう。 みくが 俺に会いに来て くれた事が素直に嬉しかったから。 .
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