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そいつと、雑談しているとチャイムが鳴り、散らばっていた生徒が机に座る。
同時に、担任と転校生が、教室に入ってきた。
ああ、確かに可愛いかも。
ほっぺは微かにピンク色、色白で細く長い手足。
にも関わらず、必要最低限の筋肉は付いていて…
うん、かなり好みのタイプ…
「榊原 由樹。部活はサッカー。よろしく」
促されるまま自己紹介を済ませた彼は、それだけ言うとニコリともせずに、支持された席へ座った。
容姿だけで採用されたのか？と疑いたくなるようなやる気のない担任が、そんな態度をたしなめるはずもなく、すぐにいつもと変わらないホームルームが始まった。
彼の席は、俺の隣。
ああ、暗そうなのが玉にキズだけど、まあどうせ見るだけだし。
俺は、続けて始まった授業には目もくれず、じっと転校生を横目で眺める。
んー、しかし、どこかで見た様な顔…
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