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金髪ギャルに導かれて信長と蘭丸はある店に入っていた。
「上様、あのような女子(おなご)について来てよろしかったのですか」
蘭丸が心配そうに信長をみる。
「あの者に悪意を感じぬ。あまり気にするでない」
蘭丸の心配など意に介していないようである。
店の奥から先ほどのギャルが現れた…
が、その格好はメイド服に変わっていた。
「いらっしゃいませ、ご主人様。」
「そなたを雇った覚えはないのだが」
信長の言葉など気にせず、続ける。
「御主人様はメイド喫茶は初めてですよね?」
「ほう、ここは冥土の茶屋だったのか…ふむ冥土に何度も尋ねるような人間がおるのか?」
「常連さんは多いですよ~。」
「ふむ、そうか…えんまはどこにおる?」
「えんま?そんな名前の方はしらないです」
「探さねばならぬな。それはさておきちと小腹が空いたな。娘よ、何か食べるものはあるか?」
「オムライスはいかがですか?」
「おむらいす?わかった。それを頼む」
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