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ー10分後
「「はぁ…はぁ…/ミュウ…ミュー…」」
「…ぷっ……あはははっ!」
急に笑い出したユフィアを、その生き物は不思議そうにみている。
「…はぁ…こんなに笑ったのは久しぶりかも…」
ユフィアは生き物の頭を撫でながら、
「ありがとう、とっても楽しかったわ。でも、そろそろ帰らないと、仲間が心配するよ。…さぁ、お帰り。」
そう言って、ユフィアは背を向ける。
「ミュウ」
ーすりすり
ユフィアの足に頭を擦りつけている。
「…帰らなくていいの?」
「ミュー」
「…私と一緒にいたいの?」
「ミュウ!」
ユフィアはしゃがみ、両手を広げて、
「ふふ、おいで」
ータタッ ギュー
「一緒にいるからには、名前がないと…何がいい?」
「ミュウ?」
ユフィアは生き物をじっと見つめ…
「…フィオーネ、キミの名前は『フィオーネ』だよ!」
「ミュー!!」
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