第二章

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「…あなたは…」 ユフィアが少年に話しかけようとすると、 「……」 少年がナイフを取り出して、ユフィアに向かって放った。 そのナイフは大きな〈風を纏って〉勢いよくユフィアに迫る。 「っ!!」 フィオーネを抱えたユフィアは、ナイフをかわして地面に転がる。 「ミュウ!」 「危ないから隠れていてっ!!」 そう言ってユフィアはフィオーネを放す。 「ミュウ!」 ユフィアは少年と対峙する。 「さっきの風……あなた、風のエクリプショナーね!」 「……」 「なぜ、士官学校を襲撃したの!?」 「…お前には関係ないことだ…」 少年は再びナイフ取り出して、 「邪魔をするなら…殺す!!」 ユフィアに向けて放った。
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