第二章

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「さぁ、話してもらいましょうか。」 ユフィアは杖を少年に向けたまま話す。 「くっ!…… ……この士官学校を襲撃することが、シナリオのはじまりだからだ。」 「シナリオ…?それは一体どういう…」 ユフィアが少年に質問しようとしたその時、 「ミュー」 草むらからフィオーネが顔を出した。 ユフィアはおもわずフィオーネの方を振り返る。 少年はその瞬間を見逃さなかった。懐からナイフを取り出し、ユフィアに向かって放つ。 「はっ!!」 ユフィアが慌てて少年の方へ振り返るも、 ナイフはユフィアのすぐそばまで迫っていたー
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