第二章

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「くっ!!」 少年は腕をおさえる。 「これ以上抵抗するのは、賢明な判断とは思えないが、どうする少年。」 男は少年に向かってそう話す。 男のそばにいる、ガイと呼ばれた男は少年に銃を向けたまま、 「俺の雷弾-サンダー・ショット-は刺激が強いよ?」 少年は2人を睨みつけながら、 「…今日のところは引いてやる!!だけど覚えておけ!俺たちが描くシナリオは、 まだ始まったばかりだということをな!!」 そう言って少年は自分を風で包み、姿を消した。 「ミュー」 「あ、フィオーネ!」 ユフィアはフィオーネを抱きしめる。 「大丈夫だった?」 「ミュウ!」 フィオーネは、大丈夫だ!とでもいうように返事をする。
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