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「君、大丈夫だった?」
ガイと呼ばれた男が、ユフィアにそう話しかける。
「あ、はい。助けていただいて、ありがとうございました。」
ユフィアはそう言って頭を下げる。
「いやいや、気にしないで。…ところで、その杖…君、特殊科の生徒?」
「あ、はい。士官学校特殊科在籍、643期生のユフィア=クリフォードです。」
ユフィアは敬礼しながら名を名乗る。
「俺は、アストラル王国陸軍・アウローラのガイ=ラッセル。階級は中佐ね。」
ガイの言葉を聞いて、ある部分がユフィアの頭に引っかかる。
ー…アウローラ…?
ー「エクリプショナーの中でも優れた者しか入ることができず、エクリプションが関係する場合にのみ動く。いわば、エクリプション専門部隊…」
「そしてこっちが、俺たちアウローラのボス、」
男はユフィアの顔を見て、
「クラヴィス=オルブライトだ。」
ー「その名は、『アウローラ』」
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