第一章

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ーバシャーン!!! 一人の長い金髪の少女が、大量の水を少年に叩きつけた。少年は地面に倒れている。 「そこまで!!」 ーザワザワ 「すげぇ…」 「一瞬であんな水が…」 一人の男が少女に歩みよる。 「流石ですね、ユフィア=クリフォード。」 「ありがとうございます、ランス先生。」 長い金髪の少女・ユフィアはランスに頭を下げる。ランスは微笑んで、 「君の担任であれたことを誇りに思いますよ。…卒業まであとひと月。君が特殊科に入ってきた頃のことが今でも思いだせます。」 「そんな…まだまだ未熟で…。それより、そんなこと思い出さないでください!」 「おや、あの頃の君といったら…」 「先生!!」 ユフィアは強くランスを呼ぶ。 「ははっ、冗談ですよ。」 ーキーンコーンカーンコーン 終了の鐘が鳴り響く。 「おっと、鳴ってしまいました。今日の授業はここまで!」
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