第一章

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ー廊下ー 「おい、見ろよ、ユフィア=クリフォードだ!」 「さっきの練習試合で、相手を一撃で倒したらしいぜ。」 「やっぱ『エクリプショナー』は、俺たちとは違うよなぁ。」 『エクリプショナー』とは、黄道十二宮の力・『エクリプション』を使う者達のことである。エクリプションには十二の種類があり、 命を司る4月の白羊宮 光を司る 5月の金牛宮 知性を司る 6月の双子宮 夢を司る 7月の巨蟹宮 炎を司る 8月の獅子宮 縁を司る 9月の処女宮 雷を司る 10月の天秤宮 闇を司る 11月の天蠍宮 風を司る 12月の人馬宮 土を司る 1月の磨羯宮 水を司る 2月の宝瓶宮 調和を司る 3月の双魚宮 これらは『守護宮』と呼ばれ、人は、〈その魂が誕生した月〉の守護宮の守護を受けて生まれてくる。自分がどの守護宮の守護を受けているかは、生まれた時に額に現れる守護宮の印でわかる。 そして、稀に守護宮の司る力・エクリプションを使える者が生まれる。その者たちこそがエクリプショナーなのだ。
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