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「ユーフィアッ」
ーガバッ!!
「うっ!!」
ユフィアは背後を振り返り、
「へ~レ~ナ~?」
ユフィアに後ろから飛びついた少女の名は、ヘレナ=ハスコット。
普通科に在籍する、ユフィアと同じ士官候補生である。
「ユフィアの姿が見えたから走ってきちゃった!」
「だからって、飛びつく必要はないでしょう、まったく…」
ユフィアは呆れたように言う。
そんなユフィアに抱きついたまま、
「それよりユフィア聞いたよ!さっきの練習試合で、相手の子を一撃で倒しちゃったんだって?すごいじゃない!」
ヘレナはまるで自分のことのように喜びながら話す。
「しかもランス先生に褒められたんだって?さすが私のユフィア!」
「そんな、ただの練習試合で大げさだよ。」
その言葉を聞いて、ヘレナの頭をある考えがよぎる。
「…ユフィア、もしかして知らないの?」
「なにが?」
ユフィアは頭に疑問符を浮かべて、ヘレナを振り返る。
「…ユフィアの練習試合の相手、特殊科の風のエクリプショナー、だよ?」
「……え?」
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