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「もう、10年になるのだね。あの日から。」
10年前のあの日。国際連合軍の軍隊がテロリストグループ、「ジャッジメント」の本部を攻撃した。作戦は、成功したと思われた。しかし、一人のジャッジメント構成員が核爆弾を誤爆。国際連合軍は、軍事力の70%を失い、ジャッジメントは、壊滅した。だが、これを機に世界中で内戦が勃発。その、根源は、国際的テロリストグループ。「ジャッジメント」だった。ジャッジメントは、完璧には壊滅していなかったのだ。それから、10年。国際連合軍は、再び軍備を整え遂には1年前的の本拠地を見つけたのだった。
「神崎君。君は、ニカラグア出身だったね。」
「はい。…。まさか。」
「そうだ。君たちには、今からニカラグアにたってもらう。」
「そんな、長官!急に!」
ハジメは、立ち上がった。直ぐに、斎藤に止められ再び座った。やけに落ち着いてる斎藤をみるとどうやら移動のことは、知っていたようだ。
ーニカラグアか…。俺の故郷。ー
「いま、ニカラグアに各支部の精鋭が集められている。上の決定では来月中にもレッドウィングの本拠地を叩くそうだ。なんとしても、成功させこの無意味な争いを終わらせなくてはならない!」
長官が、ハジメの手を取った。戸惑うハジメの顔をジッと見る。
「頼んだぞ。」
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