魔王さま、地球に降臨!

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お風呂から出て、外で待機してもらってたマモルに拭いてもらい、服を着る。 服の着方は聞いたからな。 「じゃあドライヤーで乾かすから、そこ座って」 「どらいやー?」 マモルの右手にあるのがドライヤーというやつか?あれでどうやって乾かすんだ? ちょっと操作すると、ドライヤーから風が出た。 「うひゃあ!」 「あ、風熱い?」 「そ、そうじゃなくて、そんな小さい物から風が出る事にびっくりして」 「ドライヤーは、こうやって髪を乾かす物だよ」 「ほう……」 風があったかく、マモルが丁寧に乾かしてくれた。 マモルは私の使用人より私の世話がうまいかもしれない。 「よし、OK。じゃあ僕もお風呂入って来るから、適当にくつろいでて」 「うむ!」 くつろいでいいと言われたが、正直何をしたらいいかわからない。ここにある物、見た事のない物ばかりだから。 これはなんだ?書物か?……絵と文字が四角い線に囲まれてある。 …………。 ……。 …。
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