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「あ」
「あ」
マモルと一緒に来たのは、最近テレビで紹介されていたショッピングモールなる所。
ショッピングモールというのは、お店がいっぱいあったり、食事ができる所もあって、一日中いても飽きない場所らしい。
この機会に行ってみようと話して、さっそくやって来た。
そしてたくさんある服のお店の中で、安くて男性服も女性服も充実しているお店に入った。
そしたら、勇者とばったり出会った。
「ハル、知り合い?」
「ちょ、ちょっとな」
「どうも初めまして。僕、勇者シグルスと申します。そちらの魔王を倒すために地球に来ました」
「えぇ!?ハルを倒すって、まさかここで戦うつもりですか!?」
「だ、大丈夫だマモル。勇者も私も魔力が少なくて今休戦してるから」
ていうか、勇者の名前シグルスっていうのか。初めて知った。
「そ、そっか、よかった」
「僕の事はシグルスでいいですから。マモルさん……でよろしいですか?」
「あ、はい」
「魔王も、名前でよろしいですか?どうやら地球には勇者も魔王も実在しないようなので、お互い名前で」
「まぁいいだろう」
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