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「この娘の服を選ぼうと」
「んまぁー!すっごく可愛い妹さんですねー!」
い、妹にされてしまった。
説明も面倒だし、ここは妹という事にしておこう。
「じゃあ、これなんかどうですかー?妹さんと同い年ぐらいの娘に人気なんですよー」
私はあんまりこういうの着ないから、どうですかと言われても。
「よろしければこちらで試着もできますよー」
「しちゃく?」
「試しに着てみる事だよ」
「なら、着てみようかな」
店員に連れられ、今着ている服を脱いで、渡された服を着てみる。
「ど、どうなんだろう」
鏡で見てみるが、自分では似合ってるかどうかよくわからない。
これにするかはマモルの反応を見てから決めよう。
「どう……かなマモル?」
「きゃああああ!物凄くお似合い!アイドルかモデルさんと思われても不思議じゃないですよ!」
マモルに聞いたんだが……。
「すっごく似合ってる。可愛いよ」
「ほ、ほんとか?」
「うん」
「え、えへへ……じゃあこれにしようかな」
店員よりマモルに褒められた方が嬉しいな。
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