魔王さま、お出かけをする!

5/14
前へ
/147ページ
次へ
「この娘の服を選ぼうと」 「んまぁー!すっごく可愛い妹さんですねー!」 い、妹にされてしまった。 説明も面倒だし、ここは妹という事にしておこう。 「じゃあ、これなんかどうですかー?妹さんと同い年ぐらいの娘に人気なんですよー」 私はあんまりこういうの着ないから、どうですかと言われても。 「よろしければこちらで試着もできますよー」 「しちゃく?」 「試しに着てみる事だよ」 「なら、着てみようかな」 店員に連れられ、今着ている服を脱いで、渡された服を着てみる。 「ど、どうなんだろう」 鏡で見てみるが、自分では似合ってるかどうかよくわからない。 これにするかはマモルの反応を見てから決めよう。 「どう……かなマモル?」 「きゃああああ!物凄くお似合い!アイドルかモデルさんと思われても不思議じゃないですよ!」 マモルに聞いたんだが……。 「すっごく似合ってる。可愛いよ」 「ほ、ほんとか?」 「うん」 「え、えへへ……じゃあこれにしようかな」 店員よりマモルに褒められた方が嬉しいな。
/147ページ

最初のコメントを投稿しよう!

67人が本棚に入れています
本棚に追加