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「普通の生活っていうのがつまらなくて、刺激みたいなのが欲しいなって思って無理言って一人暮らしさせてもらったんだ。特に面白くなくてごめんね」
「ううん」
「でも一人暮らししてもたいした刺激がなくて、そしたら偶然ハルっていう魔王と出会った。それが一番の刺激だよ」
「マモル……」
私と出会ったのが一番刺激だと説明されながらマモルに頭なでなでされた。
仮にも魔王にする事ではないよな、頭なでなでって。
でも、悪い気はしない……。
「よし、ハル」
「?」
「遊ぼうか」
「ふえ?」
突然立ち上がり、マモルが遊ぼうと言い出した。
「ハルと初めて一緒に出かけたんだし、記念にさ」
「……うむ!」
マモルと一緒に向かったのは、ゲームセンターなる場所。
入ってみると物凄い騒音が鳴り響いてて最初はびっくりしたが、次第に慣れてきた。
ゲームセンターの中にはたくさんの人間が楽しそうに遊んでいて、なんだかワクワクする。
「す、凄い」
「最初は何がいい?ハルがやってみたいゲームでいいよ」
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