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完全に実体化したしたホログラムが話始めた。 「えー…今回はダンジョン・ゲームにご参加ありがとうございます。早速ですが、あなたたちにはここ【器械都市アーガス】の中心にそびえ立つ【双塔ジェミニ】の片方のエリア完全攻略していただきます。」 「何をいってる…?」 なにが起きてるか理解する間もなく、また質問に答える訳もなくホログラムは淡々と話を続ける。 「なおこのゲームには所謂、゛レベル゛というものは存在しません。あっ!!」 何かを思い出したかのような表情を浮かた。 「すいません。まず始めに説明しておくのを忘れていました。皆さま、目を覚まされた時から少々頭に痛みや、違和感を感じておられると思います。」 確かにさっきから激痛とまではいかないがそれなりの痛みか伴っている。 「大変申し訳けないのですが、皆さまがお眠りになられている間に、こちらのような【電子ナノチップ】を脳内に設置させていただきました。」 ホログラムは右手を肩の高さまで上げ、映し出されたチップ状のものを指し示した。 「ふぇぇぇえ!!だ、大丈夫なの?そんなのぉ。」 カケルが取り乱し叫びだした。
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