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とても時間がたったように思える。 くだらないと、レンを止めようとしたその刹那。 ひんやりとした冷たさが消え。 太陽に照らされているかのような暖かさを感じた。 「なんだ、今の?」 思わず声が洩れた。 他の三人も目を丸くしていた。 それもそのはずだ。 今まで普通だったレンを突如として透明度の高い淡い赤色のなにかが包み込んだのだ。 「っわ!すげーぇ♪」 自分の周りのものをみて余りに驚いたのかレンは大声で叫んだ。 レンの声にかき消されるかのように赤い何かゎ炎のように揺らいで消えた。
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