リアルダンジョン。

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｢セナ様、ルリ様、カケル様、フミカ様。他の四人の方もこの部屋である程度の障壁を創造出来るようになるまで少々時間を取ります。｣

ホログラムはだんだん実体を無くし
ボヤけて消えていった。

｢見たかみんな！？俺なんかすごくなかった？｣

自分になにが起きたか理解できていないレンがあやふやに問いかけてきた。

｢スゴかったよ！レン君。僕にもあんなことできるのかな…。｣

「できるんじゃね？とりあえずみんなもやってみろよ。」

不安と希望で目を輝かせるカケルに適当な返答を済ませ、レンは再び座り込んだ。

俺を含め五人はそれぞれのやり方で理解もしないまま障壁造りに取り組んだ。