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「この後はどうすればいいんだ?」 俺はにこりと笑うホログラムに聞いた。 「武器を選んで頂いた後は皆さまの判断にお任せします。休むもいいでしょうし、すぐにダンジョンに向かうもいいでしょう。」 「そうか…。」 「でわ、私はこれで失礼させていただきます。あっ!カケル様。お隣のボタンを押してください。」 みながカケルの方をみた。 「ど、どれぇ?」と情けない声を壁に投げかけるカケルの姿がそこにはあった。 「すこし出っぱっている所があると思います。」 カケルがわからないのも無理はないだろう。それは完全に壁と同色のボタンだった。 「こ、これ?」 首をかしげ返答をまつカケル。 「えぇ。それです。」 あんなにしゃべっていたやつにしてはとても簡潔な返事だった。 カケルはおそるおそるボタンに手をやる。その手はやけに震えていた。 ついに手はボタンをに触れ、カケルが加える力によってどんどんとしずめられてゆく。 突起物は完全に壁と一体化した。 ガチャン…。という音を放つと 白い壁に四本の線が引かれていく。 その線はボタンを中心にして正方形を描くように入った。 完全に線と線が繋がると、たちまちプシューゥ。という発射音めいたものが耳に入った。 音と一緒に線のところからすこし煙が出た。 発射音がした途端。正方形に区切られた壁が勢いよく前に飛び出した。 これにはみみんなビックリしたのか各々大きさ違えどびくりと体をひくつかせた。 カケルに関しては今にも気絶しそうな驚き様だった。
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