1

5/82
前へ
/100ページ
次へ
声のする方をみた。 「おいおい…お前までなに言ってんだよ。ルリ。」 そこには長めの黒髪を後でくくったポニーテルの少女がニコニコと笑いながら立っていた。 「暇潰しにやってみてもいいんじゃない?私たちって学校以外なにもしてないしね。」 「いやいや…お前らな…こんなうさん―――」 今度はレンに話を遮られた。 「まぁさっとりあえず今日はセナん家行こうぜ?どうせ暇だし。」 「どうしてそうなる…」 という俺の反論も虚しく、満場一致で俺の家に向かうことになった。 「めんどくせーな…。」 帰路についている間俺は愚直ぎみたことをひたすら呟いた。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加