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そんな願いも虚しく、1週間後レンの家で五人ともがあの正体不明のメールを受けとることになった。 そこには【では只今より、ダンジョン・ゲーム攻略を開始させていただきます。】 「もう始まっちゃうの?僕ちょっと怖くなってきちゃった…。」 「なに言ってんだよカケル!!大丈夫だって。」 「そうだよカケル君。」 「かなぁ…。」 四人のやり取りを半ば無視して、 一人、「めんどくさいことになったなぁ…。」と呟いた。 途端、カランコロンと突拍子もない音か部屋に響いた。 たちまち部屋は得たいの知れない煙で一杯になった。 なにも考える間もなく、どんどん意識が遠退いていった。
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