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僕の出した声に驚いたのか、僕が目を開けても尚動じなかった妹の肩がビクリと上下する
が、程なくしてクスクスと微笑みを湛えながら
「おはようございます、兄さん
今朝は、随分と早かったんですね」
びっくりしちゃいました、と続けた
やはり僕が休日の朝早くに起きていると思っていなかったらしく決して馬鹿にするようではなく、驚き半分賞賛半分といったような口調だった
なぜ僕に馬乗りになって寝顔なんぞを覗き込んで居たのか、と言う疑問は尽きないが、とりあえず欠伸をひとつして
「……あぁ、この時期は朝の空気が気持ち良いしね
それに偶には早起きも悪く無いかなって思ってさ」
結局二度寝しちゃったけどね、と心中で付け足した
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