お昼寝の云々

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「そうだったんですか、確かに今日は気持ちの良いお天気ですし、読書にぴったりですね」 「まぁ、そういう事だよ」 等々と二人の異常な距離の近さを除けば極々日常の会話である 僕と妹は俗に言う"仲の良い兄妹"なのである 「処で可愛い可愛い僕の妹さん? 君は一体全体どうして僕の寝顔なんて覗いて居たんだい?」 詩的に歌謡的に気になった事を尋ねてみた 時としてノリは重要なのである 「可愛い可愛い私の兄さん だってそれは、ハッと気付いたらリビングで舟を漕いでいる兄さんがいるんですもの、そのお顔を覗かずになんていられませんわ」 時としてノリは重要なのである
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