21人が本棚に入れています
本棚に追加
「おーい、村長~」
「何じゃ?ツクモ」
「何じゃ?じゃ、ないだろ!」
「はて?何か約束事があったなか?最近物忘れが激しくってな……」
「おー怖い怖い!年はとりたくないね~ってちげーよ!!」
荒々しい息を整えてツクモが言う。
「まったく……しっかりしてくれよ。今日は俺の新しいの仲間が来る日だろ?どこだよ?」
「おお!!そうじゃったそうじゃった」
待ってましたと言わんばかりに(実際には思い出した)村長はツクモに一枚の紙を渡す。
「……あのー……」
「何じゃ?」
「何じゃ?じゃないからね!?なんで俺クエスト行く前に仲間を紹介してもらえないの!?」
またも荒々しく声を張り上げ息を乱す。
「まぁまぁ、そう言わずに行ってみたらどうだ?あ、それと……」
ほいと言って丸い何かを渡す。
「……何だこれ」
「捕獲玉じゃ」
「いや、得意げに言われても!解決してないよね!?」
「ま、いいから行って来いって」
「……倒したらだめなんだな……」
確認するように聞く
「ああ」
「何故だ?」
「何でもじゃ」
「……わかった、わかりたくないけど」
「そうか……なら行って来い!」
「ああ、逝ってくる」
「わかってるとは思うが字が違うぞ!」
最初のコメントを投稿しよう!