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(どういうことなんだろう?) 『はい。全部見ました。合格者は桃さん、竜二さん、優さん、遼太郎さん、可憐さん、美咲さんです。不合格の人は、ここに残ってください。合格者は出ていっていいですよ』 (なっ何これ…こんな紙切れ一枚で人の命が決まるなんて…最悪だ。ここは本当に最悪だ。子のドアを通ってもまたあるに違いない。十個のドアが、絶対あるに違いない) キィィィ… 「嗚呼…」 そして、桃が絶望的声で、 「やっぱり…」 また同じような部屋だった。 そして、 「あれ?」 また人数が減っている。 犠牲者が、一人、二人、三人…と減っていく。 その時、空たちはこのゲームに吸い込まれていた。
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