プロローグ:希望の一時

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20XX年。今までで一番多い死者を出した。 その中の一人、今野 空 (こんの そら) ある、人間のようなものに殺された。 空は少しおとなしい性格だ。 今日は新学期。学年が上がり、空は中二になった。 空の友達、桃とは同じクラスになったかと思い、少し心配しているのだ。 「同じクラスになれるかな――…」 空が歩いている反対側から桃が来た。 「空!一緒のクラスの二年C組だよー!」 「本当?!」 やった!と喜び、教室に入った。 ガラッ (うわっ最悪だ。あいつらだ。) あいつら―それは空が大嫌いな男子だ。 山崎 (やまざき) 脇谷 (わきたに) 中山 (なかやま) 山上 (やまかみ) 谷口 (たにぐち) 渡部 (わたべ)だ。 すごくうざいやつらだ。 「げっ」 桃も嫌いだ。桃は外見がすごく可愛く、しかもすごく優しく、気遣いができ、モテる。そして、空は桃のことが勿論大好きだ。 と、思ったところで記憶が消えた。
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