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うまく避けた。 「なんで…?」 「私は昔苛められていたのよ。最悪だった。中学になって、なくなったけど、また苛められるかもしれない。だから、あんた…そう、目立たない空と友達になったの。‘友達ごっこ”をしたの!!!だから今は、私を優先するに決まっているじゃない!」 「桃…止めて…」 「ふふふ。いくら避けても無駄よ」 シャッ 「っ…」 制服が破けた。 「考え直して!」 「無理よ。それに、あんたが私の嘘に気が付かないなんて笑えるわ。私、嘘つくの得意なの」 ガッ 「止めて!桃っ!」 (どうして…どうして…桃…?) 「ほら、殺らないの?!」 「嫌よ!」 シュッ 「痛っ…」 少し血が出てしまった。 「ふふ…あんたはもうすぐ死ぬ。そして私が生き残る!」 ガッ 「はーはー」 「はーはー…」 「止めよう?!桃!」 「あんたなんか、友達じゃないって、言ってるでしょ?!」 ガッ 「どうして襲い掛かってくるの?!私は、信じてた!」 「はっ…私には遊びよ!勝手に信じないで!」 ガッ 「ほら、来なさいよ」 「う…」 (今、左腕をやられた…このままじゃ確実に死ぬ…)
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