5人が本棚に入れています
本棚に追加
ガチャガチャ
もう、さっき開けたドアは開かない。
(…)
空は体を動かし、もうドアを見ない。
(ドアが…えっ?!三個に減ってる…人数も、確実に減ってる…どうして?)
すると、ある子が空によってきた。
「お前、大丈夫か?だいぶ血がついているぞ。私は、そんなにあびなかった、が…」
(この子、確か翼(つばさ)って子だ。女の子なのに、男の子みたいな喋り方で、運動神経がいいっていう、ちょっと有名な子!)
「あっ?!あびなかった?!あなたもまさか…」
「ああ。私も残って、やっちまった…くっ」
「…」
暫く、喋らなかった。
「あ、私の名前、知ってるか?!翼っていうんだ。…えーと」
「空。今野空よ。あなたの名前、知ってるわ」
「どーも」
プッ――
「「!!」」
最初のコメントを投稿しよう!