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ガチャガチャ もう、さっき開けたドアは開かない。 (…) 空は体を動かし、もうドアを見ない。 (ドアが…えっ?!三個に減ってる…人数も、確実に減ってる…どうして?) すると、ある子が空によってきた。 「お前、大丈夫か?だいぶ血がついているぞ。私は、そんなにあびなかった、が…」 (この子、確か翼(つばさ)って子だ。女の子なのに、男の子みたいな喋り方で、運動神経がいいっていう、ちょっと有名な子!) 「あっ?!あびなかった?!あなたもまさか…」 「ああ。私も残って、やっちまった…くっ」 「…」 暫く、喋らなかった。 「あ、私の名前、知ってるか?!翼っていうんだ。…えーと」 「空。今野空よ。あなたの名前、知ってるわ」 「どーも」 プッ―― 「「!!」」
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