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私は彼らを見ていて 思った。
根はとても良い、
そしてミステリーに対する情熱も感じる、
でなければ、
こんな無謀な事をしない、
遊びでやっている研究部だったら
ここまでは
そして、
この計画を1、2時間で
考えた彼らの才能に魅力を感じた。
事務所のドアを
出ようとしている、
彼らを私は
「待ってくれないか」
と呼び止めた。
そして、
こう言った
「廃部になったのは私の責任でも有る。
だから、君たちに、
この事務所を貸そうと思う。」
「え、それはどういう事ですか?」
「だから、ミステリー研究部を
ここに作れば良いと言ってる。」
「でも、それでは先生に迷惑では?」
「なに、ただ貸すだけではないよ。
君たちに時々、
私の臨時の助手として働いて貰う、
それではいかがかな?」
「えぇ、それは構いませんが、
なぁ、弥生」
「うん、でも、
先生の役に立てるかどうかは?」
「では、決まりだ、
宜しく頼むよ、
八木君、弥生君」
「はい」
「よろしくお願いします。」
こうして、
唐津探偵事務所に二人の
初助手が増えたのであった。
続く。
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