曲がり角に消える

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「光樹君、その姿は学校帰りだね。」 「はい、 今日はちょっと用事があって遅くなってしまって こっちから帰ると近道になるんです。 「先生はどうしてここに?」 「実は…」 と家から尾行してきた事を話すと 「先生、 実は僕から1つお願いがあります。」 「母に浮気の事を言わないで、 父に浮気をやめる様に説得してはくれませんか。」 「それは、どういう事だい?」 「詳しくは言えません ただ1つ言える事は 僕は父と母が離婚するのが嫌なだけです。」 「分かった、 なんとか、説得してみよう」 説得は二人でする事になった、 私、一人が接触すると剛に警戒心を抱かせてしまう為だ。 高城の家は玄関と裏口があり 玄関は私が裏口は光樹君が張り込みをした。 張り込み続けて9時くらいになった頃 私の携帯に光樹君から連絡がきた。
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