曲がり角に消える

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「先生、今、父がそちらの道に向かいました。」 その直後に南に向かって急ぎ歩く茶色のコートが見えた。 「あぁ、今、剛が南に向かった。」 「先生はそのまま、父を追って下さい。 僕は先回りして父に話し掛けます。 一本道なので上手く行けば、奥の曲がり角で追いつく事が出来るはずです。」 私は急ぎ歩く、剛の後を距離を保ちつつ追いかけた。 そして剛が奥の突き当たりの角を曲がったので追いかけて曲がったが、 信じられない事が起こった。
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