シュガーラブ 真相編

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「これは、すみません、どうやら持ってきてもらった、これは亮介氏専用のシュガーポットの様ですね。」 「実は、このシュガーポットに入っているのは砂糖ではありません 人工甘味料なんです。 「人工甘味料?」 「詳しくは作った本人に話してもらいましょうか、矢田先生にね」 「人工甘味料とは、食品に甘味を与える食品添加物の一種で低カロリーで血糖値が上がらない事が利点だ。」 「矢田先生が2年前に研究室に行ったのはこの人工甘味料を作るのが目的でした。」 「私は亮介氏が糖尿病を再発させない為にこれを作った。」 「矢田先生は更に茜さんにも協力してもらいましたね。」 「はい、食事療法になってから私に色々な指示ありましたので」 昨日の夜、別々の砂糖を入れていたのは客人用のグラニュー糖と亮介氏の人工甘味料を分けていたからだったのだ 「そして、犯人は間違いを犯した、亮介氏用の人工甘味料入りのシュガーポットではなく、グラニュー糖が入ったシュガーポットを使ってしまった。」 「犯人は亮介氏が人工甘味料を使っている事を知らない事と部屋にノック無しで入れる親しい人間」
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