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「昨日の深夜、あなたは八木君が去って茜さんがキッチンから出た後にキッチンに入り、毒入りシュガーポットとコーヒーを用意した、コーヒーは家事が出来ないあなたでも用意する事が出来た。
そして、亮介氏の書斎に持っていった。
普段はしない行動に亮介氏は驚きますがあなたが家事の練習とでも言えば、気にせず飲んだでしょう。
あなたは、こうして亮介氏を殺害した。」
僕はそこで一つの疑問を持った。
「でも、何故ですか?
亮介氏を殺して何の意味があるんですか?」
僕がそう聞くと、恭華さんは嘲笑いながら
「あの人、亮介はね、茜さんに手を出していたのよ、私は時々、茜さんと亮介が親しく話していたのを見たの、
怪しいと思っていた時に、一ヶ月前だったかしら、茜さんと亮介が話している事が聞こえたの
「茜、やはりお前に財産を半分遺そうと思う」
「亮介様、その話は前にお断りしたはず、私は亮介様にお仕えしているだけで良いのです。」
「そうか…、そうだ来月に別荘に行くがそこで茜の事を恭華に話そうと思う、それを兼ねて唐津先生を招いているからな。」
「奥様にまだ私の事を話していなかったのですか?」
「その時以来、私は核心したの、あの人は亮介は私を捨てて、茜さんと結婚する気なのだと
だから、殺してやったのよ!」
殺人の動機は亮介氏の浮気だった、恭華さんは亮介氏に弄ばれた、そう思った時
「それは、違います!」
茜さんが叫んだ。
「確かに、私は亮介様と親しく話していましたがそれは…」
「ちょっと待って下さい、後は私が話しますよ。」
唐津先生が茜さんの前に出て遮った。
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