プロローグ

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「で、八木からいくら貢がれたのかな?」 「確か、バックやアクセサリーが主で300万円くらいかと思います。」 「それらのもらった物は今、 どうしてるかな?。」 「アクセサリーは売ってしまって、 今はこのピアスくらいしか残っていませんが」 「それを見せてもらっても、 あぁ、ありがとう、 これと似たよう物をいくつかもらった、 そう、でそれらを売ったお金は?」 「大学の授業料や友達と遊ぶのに使ってしまって。」 「100万円くらいにはなったのかな?」 「えぇ、確かそれくらいにはなりました。」 「そう、100万円くらいにね、 ところで新しい彼氏はどんな人なのかな?」 「佐久間さんという人でとても優しくて良い人です。」 「写真とかは? 無い、 そう、それは残念だな、 きっと仲が良いカップルなんだろうね。」 「えぇ、 それは毎日メールをし合う程、 愛しあっています。」 「なるほど」 「先生、私はどうなるのでしょうか?、 八木に殺されてしまうの?」 と彼女は怯えた様子で言った。 「大丈夫、 私が必ず、あなたを守ります。」 「それでは、依頼書の方を」
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