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『誰なの?』
香奈は怯えながらあちこちを見る。
『だから…探しても私は見つからないわ。今私はあなたの脳内に話しかけてるの。』
香奈は怯えその場から動けなくなる。
『これからデート?随分うれしそうね?私人の幸せ大嫌いなの。』
『あなたが幸せそうにしてる間に不幸になってる人がいるのご存知?』
首を横に振り恐怖のあまり泣き出す香奈。
『あなたの元々付き合ってた彼覚えてるかしら?』
『誰のこと?瞬のこと??』
『そうよ。今その瞬さんどうなってるかご存知?』
『知らないわ!だって瞬とは別れたもん。』
驚きと恐怖でその場から動けなかった身体を動かそうとする。
『今日の約束はお断りするのね、私はしつこいわよ。』
香奈は忘れてたメールの事を思い出しおぼつかない指でメールの返信をする。
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