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「主これからどうするつもりだ」
「今は近くの街に行ってギルドに登録だけしに行く、後は追い追い決める」
一応決まってるが……
「たしかこの森を西側に行けば街がある」
「じゃあ、その街に行こう。でもアリシア街では勝手な行動はするなよ」
「なぜだ主。何か問題があるのか」
「街には王族や貴族ってのが居て、問題起こすと最悪死刑にされるからな」
「それなら殺してしまえば良いではないか」
「そんなことすれば、指名手配されて、街に入れなくなる」
「貴族とやらはうっとうしいな」
「まあ中には良い貴族もいるが、恐らく殆どがそんな貴族ばかりだから、街ではいらぬ騒ぎは起こしたくないんだ」
「主が言うなら仕方ない」
そんなことを話ながら歩く事4時間半
ようやく門の前まで来た
「やっと街に着いた」
「身分証明出来る物はありますか」
「……ないです」
「では、この紙に名前と入国目的を書いてください」
「書けました」
「ふむ、確かに。ではようこそ、王都ユクシルへ。こちらの門からどうぞ中へ」
といって大門の横の小さな扉を開けた
「そっちの扉、大きい方は開けないの」
「そっちは国王や貴族、商団等のお偉い方や大口の人専用です」
「成る程ね。ありがと門番の人」
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