第二章

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「主これからどうするつもりだ」 「今は近くの街に行ってギルドに登録だけしに行く、後は追い追い決める」 一応決まってるが…… 「たしかこの森を西側に行けば街がある」 「じゃあ、その街に行こう。でもアリシア街では勝手な行動はするなよ」 「なぜだ主。何か問題があるのか」 「街には王族や貴族ってのが居て、問題起こすと最悪死刑にされるからな」 「それなら殺してしまえば良いではないか」 「そんなことすれば、指名手配されて、街に入れなくなる」 「貴族とやらはうっとうしいな」 「まあ中には良い貴族もいるが、恐らく殆どがそんな貴族ばかりだから、街ではいらぬ騒ぎは起こしたくないんだ」 「主が言うなら仕方ない」 そんなことを話ながら歩く事4時間半 ようやく門の前まで来た 「やっと街に着いた」 「身分証明出来る物はありますか」 「……ないです」 「では、この紙に名前と入国目的を書いてください」 「書けました」 「ふむ、確かに。ではようこそ、王都ユクシルへ。こちらの門からどうぞ中へ」 といって大門の横の小さな扉を開けた 「そっちの扉、大きい方は開けないの」 「そっちは国王や貴族、商団等のお偉い方や大口の人専用です」 「成る程ね。ありがと門番の人」
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