流星

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「今日は~入学式~!」 おれは、今日、小学一年生になる。 (どんなともだちができるかな~) 学校に入ると、いっぱい人がいた。 (ここにすわるのか…) まわりをみわたす。 すると前に、一人の女の子がすわった。 「あ、おれ、脇谷 流星 っていうんだ!よろしく!」 すると、女の子はくるりとふりかえり、 「私は、今野 空 。よろしくね」 「お、おお…」 おれは、 (なんだこの子…めっちゃきれい…) ひとめぼれしていた。 校長先生が話しているときも、上の空だった。 (あー…かわいい…きれい…きらきらしてる…) それからずっと、俺は空のことを目で追っていた。 小学校でも、結構同じクラスになったと思う。 離れたときのショックはとてつもなかったが。 六年生で同じクラスになれてうれしかった。
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