“ 微笑む悪魔 ”

7/44
105人が本棚に入れています
本棚に追加
/146ページ
『じゃあ一緒に食べよっか』 私はお弁当を机に広げる。 「うわっ。めっちゃ美味しそう…。 どれどれ一口…」 奈央はニヤニヤしながら、 私のお弁当に箸を近づける。 私は奈央の手をペチッと叩き。 『奈央! また私のお弁当つまみ食いするつもり?』 「げっ!バレたかぁ…」 奈央は悔しそうに笑う。 それを見て沈んだ気持ちが薄れ、 楽しい気分になる。 私にとって奈央と一緒に居る時間は、 学校に居る時間の中で、 最も楽しい時間である。
/146ページ

最初のコメントを投稿しよう!