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ここまでくると自分の運の無さに笑えてくる。"一体私が何をしたって言うの"なんてドラマチックなセリフも言いたくなる。今日はそれぐらい最悪な日だった。
「はぁ」
え、ちょっと何、この人。
私が自分の運の無さに呆れながら自問自答を繰り返していたとき、知らない男がため息をつきながら私の隣に座った。
気まずくて俯く私をよそに、この男は私をじっと見つめていた。男の方を見なくてもわかる。それくらい強い視線で、私を見ていた。
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