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「まず、さっき言った通り男と喧嘩したのは図星だったろ?」
私はコクっと頷いた。もう、どうでもよかった。私のことを何も知らないくせに、全てわかってるように物事を話す。そこが1番私を不快にさせた。
だからこそ、男の話を聞いて、全然当たってなかったら笑ってやろうと思った。どうせ、初対面の男がいくら洞察力が優れていたって、何1つ当たるわけなんてないんだから。
そして何より、相手が私を暇潰しとして利用するなら、私だって暇潰しに使ってやる。そんな軽はずみな気持ちだった。
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