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「あなた方は知らないの?
彼は話題の高校生探偵。
高峰竜之介君よ?」
「なっ!?」
「嘘でしょ…?
このアホ毛が…!?」
「随分な言われようだぜ…?
高峰。」
「もう慣れたよ…。」
「ここは一つ彼に任せてみてはどうですか?
私達素人より頼りになると思います。」
鷺森が竜之介に目配せしながら言う。
「まっまぁ…そんな有名な探偵なんなら…。」
「私達は何をすれば良いのよ…?」
「これが自殺じゃないなら、犯人は何か火を着ける物を持っている筈だ。
もう一回荷物検査をさせてくれ。」
「おいおい…。
俺達はもう荷物検査を受けてここに来てるんだぜ!?」
「男は俺がやる。
女性は鷺森さん頼む。
鷺森さんのは華夜、お前がやってくれ。」
「分かったわ。」
「うん…。」
「こんな事に何の意味が…。」
「疚しい事が無いのなら素直に従う事をお勧めします。
こう言う場合で出し惜しみをすれば…自分で自分の首を絞めるだけだ。」
「くっ…ぐむう…。」
「念のため君の荷物検査は僕がしよう。」
「あぁ、頼むよ。」
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