序章

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ここはファンタジーなんかでよくある魔王城のある魔族の町。そのはずれにある魔族のための小学校、王立第1魔族小学校。 「よーし。まず俺が魔王になった暁にはここいらいったいのぜいきんってヤツを3%にしてやるぜ!」 小学校の校庭で他の子供達の中心に立って宣誓をしている男の子。この子の名前はアルテマ。現魔王の一人息子にして主人公の一人である。 「でもさぁ、ぜいきんってなんなんだ?」 ギャラリーの一人がアルテマに問い掛ける。 「なんでも、ぜいきんってヤツは勇者の次に厄介なヤツらしい。ウチのカーチャンがいつも文句言ってる」 「ヘェ、だったらアルテマには早く魔王になってぜいきんってヤツを3%にしてもらわないとな!」 「おうよ!」 そう。その時はすぐにやって来ることになるとは、作者以外は知らなかった。
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